2025.04.15
「帯状疱疹ワクチン」がいよいよ定期接種に!
50歳前後で発症率があがり、日本人の3人に1人が80歳までにかかるといわれる帯状疱疹。高齢者にとっては身近な病気ですが、症状や後遺症についてはよく知らないという人が多いようです。
その帯状疱疹ワクチンの予防接種が、2025年度から、65歳の方などを対象に予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。接種することで、帯状疱疹の予防ないし重症化予防ができます。
定期予防接種は予防接種法に基づき、市町村長が行う予防接種です。今までは任意予防接種だったので、すべて自己負担でした。
<概要>
帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した「水痘帯状疱疹ウイルス」が再活性化することにより、神経に沿って体の左右どちらかに帯状に、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。その痛みはかなりのものだと聞きます。
<接種の対象者>
・65歳の方
・70、75、80、85、90、95、100歳の方(令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置)
・100歳以上の方(令和7年度限りの措置)
・60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
<ワクチンの種類>
帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。
各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。
接種を希望される方は、医師とも相談の上、接種するワクチンをご検討ください。
市町や医療機関によって接種できるワクチンが異なる場合があるため、詳細はお住まいの市町にお問い合わせください。なお、金沢市は2025年8月から実施するとの発表です。
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